2023/02/23

おゆまるでTOMIXアーバンライナーのライトプリズムを複製してみる

 先日TOMIXのひのとりを購入したわけですが、実は20年以上前の子供時代におなじくTMOIXのアーバンライナーを買ってもらっていたことを思い出しまして、倉庫から回収してまいりました。

品番は92609なのですが、取説類もなくなってしまっているのでいつ製造のロットなのかもわからず。少なくとも25年は経ってる気がします。

そんな思い出のアーバンライナーなわけですが、子供時代に色々弄ったせいでライトユニット周りに欠品が出てしまってるのでなんとかしたいと思います。

一番深刻なのは、上部ヘッドライトのプリズムが紛失しているというものなのですが、幸い片側の先頭車分だけで、両先頭車が同じこの編成であれば残っている方から複製するという事ができます。


ということで、今回初めておゆまるを使った複製をしてみることにしました。おゆまるは80度以上になると柔らかくなるプラスチックでできた粘土のようなもので、シリコン型などより手軽に複製できるというので昔からよく目にはしていました。ただ、自分はあまり複製したいものもなかったのでこれまで使わずに来たのですが、ここで試しに使ってみようと思いトライしてみることにしました。


今回複製するプリズムは小さめなのですが、片面が完全にフラットな形状なのでその面をプラ板に貼り付けて型取りすることにしました。


おゆまるを紙コップに入れて熱湯で柔らかくし、ぎゅっぎゅっと押し付けたのがこれ。これをそのまま冷水につけてしっかり冷やしました。触ればわかるのですが、体温で温め続けても結構柔らかくなるので、型くずれしないようにしっかり冷ますことにしました。



しばらくしておゆまるを剥がしてみると、無事に型取りができてました!思っていた以上にエッジもシャープだし、細い部分もしっかりと再現できているように見えます。


この型に今回はダイソーの透明ハードタイプのUVレジンを流し込み、UV照射して硬化。UVレジンは粘度が高いので盛り上がってしまいますが、この面はフラット形状なので硬化後にやすって対処します。


そして出来上がったのがこちら。左が複製したもので、右がオリジナルです。型から溢れている分のレジンがはみ出たりしてますが、これは削る前提なのでよし。一部型取りの段階で角が取れてない部分もあるのですが、初めてにしては上出来でしょう。



盛り上がっていた部分をまずは平ヤスリでざっくり削り、2000番、4000番、8000番のヤスリで仕上げて磨いてみました。ひとまず十分な見た目になりました。



これを実際にライトユニットに組み込んでテストしてみるとバッチリ。上が複製品で下がオリジナルです。古い製品なのもあり、オリジナルでも見る角度によってかなり明るさの偏りがでてるし、複製品も遜色ない仕上がりにできた気がします。

今回はじめておゆまるを使ってみましたが、思っていたよりも柔らかくなり、キレイに型取りできることがわかったので、いろいろと応用ができそうです。

このアーバンライナーは電球をLED化したり、室内灯が現代のものでは取り付けられないのでテープLEDで作ってみたりとか考えてますがいつになるやら。

0 件のコメント:

コメントを投稿

センサレス速度制御モータドライバMD-DC01

 DCブラシ付きモータをセンサレスで速度制御が可能なモータドライブ基板MD-DC01を作りました。 C102にて頒布した同人誌の内容を簡単に実験したり、実用するための基板です。秋月C基板サイズに機能をギュッと押し込みました。コネクタ以外の部品実装済みでC103にて5000円で頒布...