3Dプリンタのビルドベースやプラットフォームやベッドと呼ばれているプリント物を固定する台の部分ですが、プリントしたものを剥がすときが結構厄介です。
ベッドへの定着が十分じゃないとプリント中に剥がれて反ってきちゃいますし、逆に強すぎると剥がれなくて難儀します。
そんな中で、ちょっと前からベッド側にゴム磁石を貼り付けて、そこに薄い鉄系のベッドシートを磁力で貼り付けるタイプの製品が出ていて気になってました。
磁気ベッドシートは、プリント中は磁力でベッドに張り付いていますが、 普通に力をかければベッドから外せるので、プリント後はベッドからシートを外して、シートを反らせてやれば簡単にプリントしたものを外すことができるという代物です。
うちの3Dプリンタはベッドサイズが220mm x 220mmで、ちょうどいい磁気ベッドシートを見つけられていなかったのですが、先日見つけたのでポチってみました。
もともとのガラスベッドを取り外して取り付けてもたのがこちら。
金色っぽい部分が鉄系のシートで、その下にゴム磁石が一面にはられています。ゴム磁石は普通に粘着面が片面にあるので、もとのヒードベッドに貼り付けてあります。
シートだけを持ち上げるとこんな感じ。指一本ではがせる程度の磁力ですが、面積はそれなりに広く摩擦は大きいので水平方向にずれてしまう心配はなさそう。そうでないとそもそもプリントできないので当たり前なんですが。
実際にプリントしてみたのがこんな感じ。
今回はお試しなのでVoronのテストキューブをプリントしてみました。見た目は普通ですね。
これをベッドから剥がして…
こちらの面もプリントに使う事ができ、表面のテクスチャの違いを選ぶことができます。
実際にプリントしてみたのがこちら。全く別物です。ボコボコの面でブリントすると底面のインフィルの線が完全に見えなくなるのが良いですね。ただトップのインフィルについては違いがないのでこの面だけそうなってもなーという感じもあります。
大物をプリントしたわけではないので、どちらの面のほうが定着性が良いかはわかっていませんが、今後使い込んでみてのお楽しみということで。
今回購入したのはこちら。
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