2022/08/11

Nucleo32をスタンドアロンで使う方法

Nucleo32はデバッガであるST-Linkも内蔵で小型で便利なんですが、逆にST-Linkを使わない場合は動作しないパターンがあります。いつも忘れて調べているのでメモ。
一次資料:https://www.stmcu.jp/design/document/users_manual/52252/

前提

マイコンのクロックを内部発振(発振器を搭載しているならそっち)に切り替える(ファームで)。CubeMXの初期設定ではST-Linkからクロックが供給されるようになっていますが、外部給電の場合には基本的にはST-Linkが起動しない状況となり、ターゲットマイコンも起動しなくなります。

外部電源端子を使う

この場合はとくに何も考えずにVIN(7~12V)もしくは5V端子に外部電源を接続して利用可能(ジャンパSB1がOFFな状態)。放熱の問題もあるのでVINを使うときには電流に気をつける。5V端子はUSB端子から逆流防止ダイオード経由で電源が供給されてしまうので気をつける。

モバイルバッテリから使う

モバイルバッテリからUSB端子経由で給電する場合。この場合でもST-Linkが起動しないので、Nucleo32の表にあるジャンパSB1をONにする。


0 件のコメント:

コメントを投稿

センサレス速度制御モータドライバMD-DC01

 DCブラシ付きモータをセンサレスで速度制御が可能なモータドライブ基板MD-DC01を作りました。 C102にて頒布した同人誌の内容を簡単に実験したり、実用するための基板です。秋月C基板サイズに機能をギュッと押し込みました。コネクタ以外の部品実装済みでC103にて5000円で頒布...